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No.40 2009.3.9 20:44
名前 報道より
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タイトル 東和システムの名ばかり管理職に勝利判決下る
本文 東京・千代田区のソフトウェア開発会社「東和システム」に勤務する
システムエンジニアの男性社員3人は、管理職の課長代理だったのに
実際には権限がなく、残業が月に200時間を超えても一切、手当が
出ない、いわゆる「名ばかり管理職」だとして、残業代など1億円余り
の支払いを求めていました。9日の判決で東京地方裁判所の
村越啓悦裁判官は「法律で管理職を指す『管理監督者』は労働条件や
労務管理で経営者と一体的な立場にある社員のことで、原告の3人は
勤務時間を決めたり人事考課をしたりする権限がなく『管理監督者』とは
認められない」として東和システムに残業代など4500万円余りの支払いを
命じました。判決について東和システムは「主張がほとんど受け入れられず、
きわめて遺憾だ。控訴を前提に検討したい」という談話を出しました。
判決のあと記者会見した原告の1人、小番孝也さん(54)は「訴えが裁判所に
認められ、とりあえずホッとしました。現在の景気悪化で、多くの名ばかり
管理職が、さらに過酷な長時間労働に追い込まれているのが実態で、
国や行政には、働く人を守るための対策をしっかり進めてほしい」と
話していました。
また、いっしょに会見した原告の松木保さん(56)は「今回明らかに
なった問題は、氷山の一角で、大企業ではモノも言えず、長時間労働を
強いられ、健康を害している人もいっぱいいる。もっと多くの人に勇気を
持って声を上げてほしい」と話していました。
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