バーター・シンディケーション(Barter Syndication) ◆〔米〕TV番組の取り引き形態のひとつ。広告バーター方式ともいう。放送局のコマーシャルタイムとのバーター方式。高視聴率をとればシンディケーターは高い収入を得るが、低ければ損を被る。 →ストレート・キャッシュ・シンディケーション、キャッシュ・シンディケーション・ステップ・バイ・ステップ
ハイビジョンTV ◆NHKが開発したアナログ方式のHDTV(高精細度TV)の一種。走査線が1125本、画面比率が9対16と、従来型より5倍の情報量を持つ(従来型は走査線:525本、画面比率:3対4)。
バック・エンド・ライツ
(Back End Rights)
◆番組に関連して派生する様々な権利
PAL(パル)方式 ◆Fhase Alternating Line standard。英、独、中、豪などで現在採用されているカラー放送の電送方式。走査線数625本、1秒25画面のインターレース方式。NTCS方式との互換性はなく、日本の通常のビデオデッキでは再生できない
万国著作権条約 ◆著作権の保護条約。1952年スイスのジュネーブで制定。方式主義を採る国と無方式主義を採るベルヌ条約加盟国との調整のための条約。無方式主義の著作物も著作権表示をすることで保護を受ける。93ヶ国が加盟。日本は1956年に加入。管理業務はユネスコが管轄。保護期間は著作者の死後最低25年。
BS放送 ◆放送衛星(BS=Broadcast Satellite)による放送。大型で出力が大きいため小型アンテナでの受信が可能で画像が鮮明、を特徴としたが、CSの技術革新により優位性は薄れつつある。。NHK衛星第一、衛星第二、民間の日本衛星放送(JSB=WOWOW)の3波が営業。
→CS放送
BSデジタル放送 ◆BSによるデジタルTV放送。現段階で免許認定はなし。2000年を目途に本放送開始。民放5系列が参入を決定。
PACT ◆〔英〕Producers Alliance for Cinema and Television。テレビと映画の制作を行う独立系制作会社の連盟。約1000社が加盟。
PPV →ペイ・パー・ビュー
ビデオ・オン・デマンド
(Video on Demand)
◆直訳すると要求対応ビデオ。即ち、視聴者が見たい時に番組が見られるシステム。
ファーストラン番組 ◆ネットワークで最初に放送された番組
ファイナンシャル・インタレスト・ルール
(Financial Interest Rule)
◆〔米〕3大ネットワークが外部の制作会社の制作した番組に出資することにより、その所有権を持つことを禁止した規則。
フィン・シン・ルール
(Fin/Syn Rule)
◆〔米〕ファイナンシャル・インタレスト・ルールとシンディケーション・ルールの二つからなる規則。番組制作会社の保護育成を目的に1970年米連邦通信委員会で採択。3大ネットワークが外部制作番組の配給/販売権と所有権を持つことを禁止し、合わせて自社制作番組を放送後一定期間で市場に出さなければならないと定めた。制作会社が力を持ちすぎたとの理由により、1995年、廃止。
→プライムタイム・アクセス・ルール

VHF帯 ◆テレビ放送用の周波数帯。Very High Frequencyの略で、周波数30〜300MHz、波長1〜10mの超短波。FM放送と地上放送の1〜12チャンネルを使用している。
Vチップ ◆ボタンの操作ひとつで暴力シーンや性描写のあるテレビ画面を見えなくするマイクロチップの装置で、Vはviolence(=暴力)の頭文字。
プライムタイム ◆TV放送における、19:00から23:00までの時間帯。最も高い視聴率が期待できる。中でも特に視聴率が高いのが、ゴールデンタイムと呼ばれる19:00〜22:00の時間帯。
プライムタイム・アクセス・ルール
(Prime Time Access Rule)
◆〔米〕ネットワーク系列局に対する番組編成規制。1971年FCC(米連邦通信委員会)により採択。プライムタイムの全部の時間を自社の番組で埋めることはできず、外部からも番組を購入しなければならないとするルール。月〜土のプライムタイム4時間のうち1時間以上はネットワーク以外の番組の放送が義務付けられている。 → フィン・シン・ルール
プラズマ・ディスプレイ
(Plasma Display Panel = PDP)
◆蛍光体をプラズマ放電で光らせ作像する表示装置。薄型/軽量/大画面とともに高精細化が可能なため壁掛けTVなど次世代テレビとして期待されている。
プラットフォーム ◆視聴者とソフトを繋ぐインターフェースのこと。CSデジタル放送では、「スカイパーフェクTV」、「ディレクTV」等放送事業者のことをいう。
ペイ・パー・ビュー(Pay per View=PPV) ◆番組を視聴する毎に料金を支払うシステム。ホテルの有料テレビのようなもの。
ベルヌ条約 ◆著作権の保護条約。1886年スイスのベルヌで制定。正式名称は、文学的及美術的著作物保護万国同盟創設に関する条約。著作物の芸術性を尊重。128ヶ国が加盟。日本は1899年加入。管理業務はWIPOが管轄。無法式主義、内外人平等原則。保護期間は著作者の死後最低50年。 →万国著作権条約
方式主義 ◆著作権の発生のために手続きを必要とするシステム。アメリカでは連邦議会図書館の著作権部門に現物を持参し登録手続きを行って始めて権利が発生する。 →無方式主義
放送ソフト流通促進協議会 ◆1995年7月、放送メディアを取り巻く環境の劇的変化を受けて、郵政省のバックアップにより設立。放送新時代におけるソフトの振興/発展を活動の目的とする。放送局、製作会社等、放送事業に携わる9団体で構成。
保護同盟 ◆(社)日本文芸著作権保護同盟。文芸著作物の仲介業務団体。1939年設立。文芸作品の放送/上映/ビデオ化等に関する著作権を管理。会員は約900名。 →仲介業務団体