廣川書店争議は1998年からの「賃上げゼロ・一時金30万円±20万円(査定)」の低額回答と不誠実団交、そして、3名(濱田さん、塩谷さん、長谷川さん)の継続雇用拒否とのたたかいです。これまで労働委員会に5回の不当労働行為救済の申し立てを行っています。
現在、職場の組合員は、岡本委員長(編集部)、寺山書記長、友金さん(営業部)の3名で、他はほとんどが非組合員の管理職です。(ちなみに会社の労務対策弁護士は、中労委、都労委、団交要員で6名もついています。)
都労委での審問が行なわれた翌日の2016年1月26日(火)、会社は営業部の2名を別々に呼び出し、「埼玉県戸田市の倉庫に分室をつくり、営業部の業務をそこで行なうことになった。2月1日(月)より、午前9時に本社でタイムレコーダーを打刻し、10時までに戸田市分室に移動し、午後4時まで勤務し、5時に本社に戻り、タイムレコーダーを打刻すること」という業務指示を口頭で出しました。
両名が、理由を尋ねても一切の質問に答えず、27日に同じ内容の文書「営業部の業務について」という文書を渡しただけでした。
組合は、この配転について「勤務時間2時間以上のロス」「倉庫会社の人員配置と事務所経費・交通費等の経費の無駄」「業務遂行効率の低下」など業務上の問題、職場組合員の分断と分室での囲い込みという組合攻撃、そして何よりも、継続雇用を拒否された3名の職場が営業部だったことを考えると、都労委命令「定年を迎えた組合員を継続雇用したものとして扱わなければならない(2014年3月19日交付:中労委で係争中)=本社での勤務」の履行を事実上不可能にするためと判断し、配転撤回の要求を提出し、団体交渉申し入れ、ストライキ権も確立しました。
廣川書店争議支援対策会議は、以上の状況に鑑み、廣川書店経営に対する抗議行動を行なうことを決定しました。下記のとりくみにご協力をお願い申し上げます。

  ■名称: 廣川書店争議支援「営業部組合員の分室配転反対2.1緊急社前抗議行動」
  ■日時: 2016年2月1日(月)17:40~18:00
  ■場所: 文京区本郷3-27-14 (株)廣川書店社前
(地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」駅下車・徒歩5分)
  ■主催: 出版労連 廣川書店争議支援対策会議
〒113-0033東京都文京区本郷4-37-18 いろは本郷ビル2階
出版労連・廣川書店対策会議 議長 小川富弘
TEL03-3816-2911 FAX03-3206-0650
以上